岡山の「まちに泊まる」。ジョナサンハセガワはそんな体験ができるホテルです。周辺に美術館など文化施設が集まる地域に位置し、日本三名園のひとつである後楽園を旭川越しに眺めることができます。
このホテルは元々この場所に建っていた民家の形を模倣するかのようにデザインしました。かつて敷地内に別々にあった2つの建物を再現し、その間に新しい建物を1つ挿入して、それら3つの建物で1つの客室とします。
天井が低く落ち着いた雰囲気の寝室、庭と一体化した縁側のようなエントランス、後楽園を眺められる展望台のような浴室と、それぞれが全く異なる 個性を持った3つの空間を行き来する度に、屋根と屋根の隙間から差し込む光を感じたり、階段を上り下りしながら低い位置から屋根越しに窓を見上
げたり高い位置からまちを一望したり、建物の隙間に腰をかけてまちの賑わいを感じながら寛いだりと、宿泊することでまちを体験することができます。
デザインはベルリンを拠点にするアーティスト、ジョナサン・モンクと共に手がけました。彼が既存のアーティストの作品や社会の物事を模倣しその価値やオリジナリティーを再解釈して作品をつくるように、このホテルも既にあったまちの形を模倣して再解釈するようにつくることで、宿泊客それぞれが岡山のまちの新たな魅力を見つけ出せるような宿泊のあり方を提案しています。
長谷川 豪
岡山の「まちに泊まる」。ジョナサンハセガワはそんな体験ができるホテルです。周辺に美術館など文化施設が集まる地域に位置し、日本三大庭園のひとつである後楽園を旭川越しに眺めることができます。
このホテルは元々この場所に建っていた民家の形を模倣するかのようにデザインしました。かつて敷地内に別々にあった2つの建物を再現し、その間に新しい建物を1つ挿入して、それら3つの建物で1つの客室とします。
天井が低く落ち着いた雰囲気の寝室、庭と一体化した縁側のようなエントランス、後楽園を眺められる展望台のような浴室と、それぞれが全く異なる 個性を持った3つの空間を行き来する度に、屋根と屋根の隙間から差し込む光を感じたり、階段を上り下りしながら低い位置から屋根越しに窓を見上げたり高い位置からまちを一望したり、建物の隙間に腰をかけてまちの賑わいを感じながら寛いだりと、宿泊することでまちを体験することができます。
デザインはベルリンを拠点にするアーティスト、ジョナサン・モンクと共に手がけました。彼が既存のアーティストの作品や社会の物事を模倣しその価値やオリジナリティーを再解釈して作品をつくるように、このホテルも既にあったまちの形を模倣して再解釈するようにつくることで、宿泊客それぞれが岡山のまちの新たな魅力を見つけ出せるような宿泊のあり方を提案しています。
長谷川 豪

日本人の建築家と恊働して新しい建物を作るという事は私にとって非常に興味をそそられることでした。
ただ、私は単にアーティストという役割だけでの参加ではなく、建築家として、あるいは少なくとも自身も建築家のように関わりたい。そういう想いでこのコラボレーションに取り組みたいと考え、そしてそう出来たのではないかと思っています。
このプロジェクトを構成する全ての要素は次から次へと新たな着想を得ながら順に導き出されていきました。アイディアは時にゆっくりと、時に急速に発展し、大小様々な形で作品に反映されています。
豪とのコラボレーションはとてもうまく進行し、そして私たちは建物の形態について容易く、機能についてゆっくりとお互い納得のいくものを見出すことができました。作品が完成した今でも更なる発展を見据えた検討を進めています。
ジョナサン モンク
日本人の建築家と恊働して新しい建物を作るという事は私にとって非常に興味をそそられることでした。
ただ、私は単にアーティストという役割だけでの参加ではなく、建築家として、あるいは少なくとも自身も建築家のように関わりたい。そういう想いでこのコラボレーションに取り組みたいと考え、そしてそう出来たのではないかと思っています。
このプロジェクトを構成する全ての要素は次から次へと新たな着想を得ながら順に導き出されていきました。アイディアは時にゆっくりと、時に急速に発展し、大小様々な形で作品に反映されています。
豪とのコラボレーションはとてもうまく進行し、そして私たちは建物の形態について容易く、機能についてゆっくりとお互い納得のいくものを見出すことができました。作品が完成した今でも更なる発展を見据えた検討を進めています。
ジョナサン モンク

Photos by: Yoko Inoue
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